艦これのススメ

2013年12月

 戦闘は

航空戦→開幕雷撃→砲撃戦一巡目→(戦場に戦艦がいる場合のみ)二巡目の砲撃戦→雷撃戦→夜戦

 の順で進行します。砲撃戦一巡目は射程順に味方と敵交互に行動、二巡目は上から順に交互に行動します。敵に戦艦がいて自艦隊に戦艦がいなくとも味方の内射程の長い艦からランダムに選ばれて先に行動します。
 味方に戦艦がいない場合、中射程の艦から最初に行動する艦が選ばれることになります。この時、空母に副砲を装備させておけば最初に行動する可能性も生まれます。

 例外もありますが通常、敵の艦隊はもっとも強力な艦を旗艦にして上から強い順に並んでいます。味方の目標はランダムに選ばれるので、随伴艦が旗艦を「かばう」こともあって航空戦や開幕雷撃、最初に行動した艦の攻撃は敵の数が減っていない序盤に敵旗艦が目標になる確率は低くなります。
 よってほとんどの場合砲撃戦一巡目に自軍の最大火力であるところの戦艦は、敵旗艦以外の駆逐艦などを攻撃することになります。戦艦の次に中射程の雷巡重巡軽巡が行動し、最後に短射程の空母と駆逐艦が行動します。短射程の艦が行動する頃には敵もいくらか沈んでいるはずなので、一巡目に敵旗艦を攻撃する確率が最も高いのは短射程の艦ということになります。
  空母に副砲を装備して中射程にしてしまうと、空母が敵旗艦を攻撃する確率を下げてしまうことになります。後半海域では、道中に敵の旗艦にエリートやフラグシップ戦艦が配置され危険になっていくので副砲を装備しないほうが有利になることもあります。

 砲撃戦二巡目は射程関係なく上から順に味方敵交互に攻撃します。二巡目味方旗艦の行動後に敵旗艦が生存していれば敵の最も強力な艦に二回目も攻撃されることになります。
 旗艦は味方艦に庇ってもらえることもあり柔らかい艦を配置することも多いのですが、味方艦隊が砲撃戦一巡目に敵の大半を沈められるだけの力があれば旗艦から順に火力の高い艦を配置したほうが艦隊全体の被害を減らすことにつながります。 

 逆を言えば、二巡目までに敵の旗艦に配置された戦艦を沈められないならどうあっても二回攻撃されることになります
 ゲームを進めていくと夜戦マップ以外での途中撤退の原因の殆どが戦艦によるものとなります。その海域に何度か挑戦した時に敵の戦艦空母の砲撃二巡目までに中破以上の損害を与えられる可能性が低いと感じたなら、ボス艦隊相手に以外には単縦陣形はとらないほうがよいでしょう。そのような海域では単縦陣複縦陣以外では殆ど役に火力を発揮できず装甲も低い雷巡などは攻略の不安定要員になるので連れて行かないほうがいいことすらあります。

 旗艦にどの艦娘を配置するかは鎮守府事情によっても変わりますが、砲撃戦二巡目を見据えるなら火力の高い順に上から配置したほうがよいでしょう。ただし砲撃戦二巡目の更に先、夜戦まで考えるとまた配置は変わってきます。
 夜戦を考えると、夜戦で行動しない空母と夜戦火力の低い艦は艦隊後方に配置したほうがよいといわれますが、そのために空母を後列に配置して道中の安定度を下げてしまっては元も子もありません。ボス到達率が低いようならそもそも夜戦を考慮した艦隊配置はすべきではありません。

・謎の潜水艦「イオナ」と接触せよ!(任務)
 イベント海域に出撃するにはまず任務を受けて敵潜水艦を二隻撃沈せねばならないようです。
 潜水艦を狙いやすい海域は にて書いているので、こちらも参考にどうぞ。
 なおイベント中は潜水艦は1-4でも出没するようになっています。6割以上の確率で潜水艦エリアを通るのでこちらのほうがいいかもしれません。
 対潜装備がない人はこちらも参考にしてください 



・E1  観音崎沖迎撃戦/観音崎沖の霧の艦隊を迎撃せよ!(任務)
 ボス旗艦タカオ撃沈三回分でゲージを破壊することが出来ます。
 難しい海域ではありませんが、アルペジオ勢はやたら火力が高く攻撃が当たれば大破ということがしばしば起こるので資源を節約するなら戦艦正規空母はいらないと思います。
 また味方になるアルペジオ艦は強力ですが補給・修理コストが高いので使わないのも手です。(せっかくのコラボイベントなのにもったいない感はありますが)

 攻略時の艦隊
  イオナ/雷巡3/軽空母2(飛鷹隼鷹)
 消費資源各1000以下、バケツ1
  


・情報収集!ツンデレ重巡を探せ!(任務)
 当日中に遠征を6回成功させれば達成となります。急ぐなら短時間遠征でパパっと終わらせましょう。



・霧の艦隊重巡「タカオ」と接触せよ(任務)
 どこの海域でもいいのでボス4回S勝利すれば達成となります。
 敵の弱さとボスへ行ける確率を考えると1-1か1-4、イベント海域あたりが楽です。参考→



・E2 硫黄島周辺海域 / 硫黄等周辺の霧の艦隊を撃破せよ(任務)
 ボス旗艦ハルナ撃沈四回でゲージを破壊することが出来ます。
 道中はキリシマを含む戦艦3隻の艦隊やマヤを含む艦隊がいます。
 正攻法では厳しい物があるので潜水艦隊ですり抜けてしまうのも有効です。潜水艦隊で行く場合、イオナのレベルを10以上に上げて開幕雷撃とカットイン攻撃両方できるようにしておくといくらか楽になります。艦隊の後ろの艦がハルナを攻撃することになるので運の低い順に並べると安定するかと思われます。

 水上艦隊で行く場合タカオを近代化改修してある程度レベルを上げておくと楽になるでしょう。アルペジオ艦の超重力砲攻撃が強烈なので開幕攻撃できる艦を多めにいれる、応急修理要員・女神を積むなどしたほうがいいかもしれません。道中に弾薬減少のうずしおがあるので電探を搭載しておきましょう。
 イオナを入れておくと軽巡の攻撃を引き寄せてくれるのでナガラの超重力砲の攻撃を防ぐことが出来ます。他の潜水艦でもデコイは可能ですがイオナに比べると脆いのでオススメしません。
 南ルート道中のマヤ艦隊は戦艦がいないので、こちらの艦隊も戦艦を入れなければ二巡目攻撃は発生しません。敵の超重力砲でなかなかボスまで辿りつけない場合は戦艦を抜いた編成でいくのもよいでしょう。
 北ルートは昼間の砲雷撃戦1巡目攻撃までに単縦陣形で敵を半壊にできる火力が自艦隊にないと、どうあっても敵戦艦に二回行動されることになります。火力が足りないなら素直に単横で耐えたほうが良いでしょう。
 戦意高揚状態にしておくのも有効です。

 攻略時の艦隊
  伊168改/伊19改/伊8改/伊58改/イオナ 
  平均レベル イオナを除いて60程
  装備 四連装酸素魚雷/四連装酸素魚雷
  出撃回数10回途中撤退無し
  消費資源 油1200弾薬2400鋼材少量バケツ8

 潜水艦のみの艦隊では上ルートしか通らなかったので羅針盤に法則性があるようです。
 編成によってはキリシマと戦艦二隻のいる上ルートを通らなくても済むかも?



・対霧の艦隊「演習」を実施せよ!(任務)
 当日中に演習4回勝利すれば達成となります。
 イベント中なのでガチ艦隊がウヨウヨしています。相手に対潜能力がなければ潜水艦隊で勝ちを拾うのも手です。
 演習相手のイオナが近代化回収済みの場合、単横陣形で三式聴音機を4つ積んだ夕張でもクリティカルがでないかぎり装甲貫通ダメージはほぼ与えられません。近代化改修済みのイオナに当たったら諦めましょう。
 ハルナタカオも改修済みの場合、昼間のうちに彼女らを沈めるのは相当厳しい物がありますがこちらは夜戦でなんとかなります



・霧の艦隊大戦艦「ハルナ」と接触せよ!(任務)
 空母を6隻撃沈すればクリアとなります。
 序盤の海域ならば1-4、2-1、2-3、E1あたりがオススメです。



・E3 霧の艦隊 艦隊決戦
 ボス旗艦コンゴウ撃沈五回でゲージを破壊することが出来ます。
 E2同様にこの海域の道中もマヤのカーニバルによく阻まれます。ナガラ含め随伴艦は戦艦以外そんなに固くないので砲雷撃戦一巡目で旗艦を中破にできるくらいの火力があると安定します。開幕攻撃できる艦を多めに入れておくとよいでしょう。E2同様、イオナを入れておくとナガラの超重力砲対策になります。
 この海域は道中敵が輪陣形をとっているので潜水艦隊ではなかなかボスまでたどり着けません。ここは水上艦隊のほうが安定します。
 秋イベントと違い、ボスのコンゴウは夜戦で連撃が入ればほぼ撃破できます。

 攻略時の艦隊
  金剛改二/比叡改二/大井改二/北上改二/イオナ/加賀改
  平均レベル イオナを除いて90程
  装備 戦艦:46cm三連装砲/46cm三連装砲/32号電探/14号電探
      雷巡:10cm連装高角砲/15.5三連装副砲/甲標的
      イオナ:四連装酸素魚雷/四連装酸素魚雷
      加賀:烈風/流星改/烈風/流星改
  出撃回数5 途中撤退無し 
  消費資源  燃料3750弾薬2500鋼材3000ボーキ400バケツ11

 

・他
 公式によるとゲームの進捗状況でドロップや難易度が変化するようです。
 自分の場合、司令部レベル107・5-3クリア済でE3の道中にて伊19を確認しました。話によるとE2ボスで長門が出ることもあるようです。
 期間限定ながら大和型戦艦をはるかに超える戦力3隻が手に入るので通常海域をまだクリアしていない提督は今のうちに霧の艦隊で突破してしまうのがよさそうです。特にイオナは単艦で5-3ボス撃沈できるくらいのスペックがあります。

・空母の火力

 空母の火力は数字の見た目どおりには計算されておらず

実火力 = (火力+雷装)×1.5+爆装×2+55

 と言われています。
 この式を元に各空母の搭載機無しの状態の本当の火力と各艦載機の火力換算を求めてみると
 
艦名 火力 本当の火力
飛龍改二 62 148
大鳳改 59 143
蒼龍改二 57 140
赤城/加賀改 49 128
雲竜改 48 127
龍驤/隼鷹改二 40 115
蒼龍型/翔鶴型改 39 113
千歳型航改ニ改 34 106
龍鳳改 32 103
その他軽空母改 29 98



爆装/雷装/火力 火力換算
零式艦戦62型 4 8
九九艦爆 5 10
彗星 8 16
Ju87C改 9 18
彗星十二型甲他 10 20
彗星(江草隊) 13 26
九七艦攻 5 7.5
九七艦攻(九三一空) 6 9
天山 7 10.5
天山(九三一空) 9 13.5
流星 10 15
流星改 13 19.5
天山(友永隊) 14 21
15.5cm三連装副砲 7 10.5
熟練艦載機整備員 10 15

 こんな感じとなります。さすが史実では戦艦に変わって新たな主力兵器になっただけあって軽空母ですら戦艦並の火力をもっています。大鳳に至っては大和型戦艦を超えています。
 稀に空母に15.5cm三連装副砲を2門以上積む方がいますが、火力換算値をみれば分かる通り上位の艦載機を搭載したほうが火力が上になります。ボーキサイトの消費を節約する以上の意味はありません。

 後半海域では制空権の確保が難しくなって来る上道中に戦艦が出没するようになります。道中を複縦陣など攻撃力にマイナス補正のある陣形で凌ぐ場合、各空母に戦闘機を積んで戦艦などを倒しきれない中途半端な火力の空母にしてしまうより、空母を艦爆艦攻を満載した攻撃役と戦闘機を満載した制空権確保役とに役割をわけるのも有効です。

火力と補正後攻撃力





・開幕攻撃の火力

 開幕攻撃の攻撃力は各スロットごとに

 攻撃力 =雷装or爆装×√搭載数+25

 と言われています。開幕航空攻撃は陣形も交戦形態の影響も受けません。
 また開幕航空雷撃は0.8倍・1.5倍撃のどちらかになります。例えば46機スロットに流星改を装備した加賀の開幕攻撃が1.5倍撃となった場合攻撃力150超となります。艦攻が強力と言われる所以はここにあります。
開幕攻撃火力
搭載数
爆装/雷装倍撃463632302827242221201816141211109865
瑞雲他45249484746464544434342414039383837363534
九九艦爆55955535251514948484746454442424140393736
彗星87973706967676463626159575553525049484543
瑞雲12型77267656362615958575655535149484746454241
Ju87C改他98679767473726967666563615956555352504745
彗星十二型甲109385828078777472717067656260585755534947
試製晴嵐1110091878583827977757472696663616058565250
彗星(江草隊)13113103999694938986858380777470686664625754
九七艦攻
5×0.84644424241403938383837363434333232313029
5×1.58783807877757472717169686563626060595654
九七艦攻
(九三一空)
6×0.85249464645454342424140393836353434333130
6×1.59892878684848180787775747168666565625957
天山
7×0.85854515050494746464543424139383837353432
7×1.5108101969593928986868481807774727169666360
天山
(九三一空)
9×0.86963605958575554535250494645434242403836
9×1.5129119113111108107104101999895928784818078757168
流星
10×0.87468656362615857565554525047464544423938
10×1.5138128122119116114110107105104101989389878483807471
九七艦攻
(友永隊)
11×0.87973706866666261605957555350494746454139
11×1.51491371311281251231171141131111071049995928987847774
流星改
13×0.89082787774747068676664625856545351494543
13×1.51541521471441401381321281261251201161101051029996928481
天山
(友永隊)
14×0.89587838179787472717067656258575554514745
14×1.5155153152151149146140135134131126122116110107104101968984

 爆装値が4しかない瑞雲は航戦・航巡・水母の搭載機数の少なさと敵の迎撃もあり、開幕爆撃で装甲を貫通ししうる敵が駆逐艦と軽巡ぐらい、さらに撃沈を期待できる敵はエリート以下の駆逐艦くらいしかいません。水上機の爆装値は砲雷撃戦の火力とは無関係なのでこれらの水上爆撃機を運用できる艦を後半の海域に連れて行く場合、開幕攻撃目的で瑞雲を搭載する意味は薄くなっていきます。開幕攻撃を行うと敵の迎撃によって撃墜されボーキサイトが消費されるので、あえて開幕攻撃を行わない機体を積むのも手です。

0318攻撃力と装甲




へ続く

 

 夜戦のススメ カットインと連撃のめんどくさい話でも触れていますが、与ダメージは

  ダメージ = ( [ 基本攻撃力 × キャップ前補正 ] × クリティカル補正 - 敵装甲 × 乱数(2/3~4/3) ) × 弾薬量補正

 で決まります。前回と同じく詳しい話はwikiを見ていただくとして、これがどういうことかと端的に言えば、昼間の砲雷撃戦で単縦陣形をとっていてもこちらの火力+5が敵の装甲×2/3を上回っていなければT字有利を引くかクリティカルがでないかぎり絶対にカスダメかミスにしかならない。そして火力が敵装甲の4/3を上回っていないと命中してもカスダメの可能性があります。
 重巡軽巡駆逐艦の低火力艦は敵の硬い艦相手には火力を上げなければクリティカルかT字有利の幸運に恵まれる以外敵に貫通ダメージを与える可能性すらない場面が頻繁に起こります。これらの艦のミスを減らしたい場合、海域によっては電探よりも砲を積増ししたほうが良いこともあります。また反航戦で火力が80%に、副縦陣で80%輪陣形で70%横陣形と梯形陣では60%の火力補正をうけるのでこれらの陣形をとると敵にダメージを与えることはさらに難しくなります。

 昼間の砲雷撃戦では補正後攻撃力が150を超えると超過分は殆ど切り捨てられてしまいます。46cm三連装砲二門を装備した大和型戦艦は191の火力になりますが、反航戦の80%補正を受けただけで補正後攻撃力が157に、単縦陣以外の陣形を選択した場合は更に補正後攻撃力が下がります。150を超過した火力も殆どの場合無駄にはならず、むしろ戦闘の安定につながります。

火力と補正後攻撃力



・主な敵艦の装甲

敵艦名 敵装甲 装甲×2/3 装甲×4/3
南方棲戦鬼 10 7 13
駆逐ロ級flagship 24 16 32
駆逐ハ級flagship 27 18 36
軽巡ホ級flagship 36 24 48
軽巡ヘ級flagship 39 26 52
空母ヲ級 40 27 53
空母ヲ級elite 55 37 73
重巡リ級elite 60 40 80
重巡リ級flagship 70 47 93
戦艦ル級 70 47 93
戦艦タ級 80 53 107
空母ヲ級flagship 80 53 107
装甲空母鬼 80 53 107
戦艦ル級elite 85 57 113
戦艦タ級elite 88 59 117
装甲空母姫 90 60 120
戦艦タ級flagship 96 64 128
戦艦ル級flagship 99 66 132
戦艦レ級 110 73 147
南方棲戦姫 120 80 160
空母ヲ級改flagsip 120 80 160
戦艦レ級elite 130 87 173
 いかなる場合にも敵にダメージを与えるには補正後攻撃力が敵の装甲×4/3を上回らねばなりません。
 さらにいえば至近弾は割合ダメージなのである一定以上は絶対にダメージを与えられなくなります。装甲貫通ダメージを与えないかぎり絶対に敵は撃沈できません
0318攻撃力と装甲

 
 上の表は補正後攻撃力から敵装甲を引いたダメージ期待値表になります。実際にはさらにクリティカルと乱数と弾薬補正がかかりますが目安程度にはなると思います。
 一撃攻撃力は敵に攻撃が命中した時にクリティカルがでなくとも乱数次第で敵を一撃で倒せる可能性がでてくる攻撃力、確殺必要攻撃力は乱数によらず敵を一撃で倒すのに必要な攻撃力です。

 個人的には重巡軽巡は電探を積むよりは乱数次第で敵駆逐軽巡を一撃で撃破し、重巡空母と一部戦艦を中破させられる80-100程度の火力確保を優先したほうが良いんじゃないかなと思います。



 空母の火力は数字通りの火力ではありません。
 空母については へ続きます。

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